LEGO SERIOUS PLAY(レゴシリアスプレイ)をご紹介します。

LEGOを使った研修でしょ?くらいをイメージしている方、実はとっても奥が深いんです!

1.LEGO SERIOUS PLAY(レゴシリアスプレイ)とは?

レゴシリアスプレイはレゴ社が開発したワークショップメソッドです。

従来の座学的な研修やグループワークとは違い、レゴでテーマに沿った作品を作り・参加者に共有する過程で自他の思いを明らかにするところが特徴です。

NASA、Microsoft、Google、トヨタ自動車、博報堂等の数多くの企業や大学・官庁でも実施されたワークショップです。

日本ではこのワークショップを開催できる資格保有者が約1,000名おり、世界でもトップ3に入ります。

ぜひ、一度体験してみませんか?

2.開発の背景って?

どういった背景でレゴシリアスプレイは生まれたのでしょうか。

レゴ社の教育部門においてロバート・ラスムセンが、「手を使った学習」というベースに様々な教育・心理学の理論を取り入れて生み出されました。

ロバートがレゴシリアスプレイを開発する前は、レゴは幼児・子供の知育玩具としてしか認知されていませんでした。

幼児教育の市場は成長の限界が指摘されており、ロバートには小学校以上の学校市場を開拓するための製品開発のミッションが課せられました。

ロバートはヨーロッパ中を回って、教育関係者の話を聞き・学校教育現場で使えるプロトタイプを作っていった。

さらにそこにMITとの協力、スイスのビジネススクールとの協働を経てレゴシリアスプレイが完成しました。

ロバートがレゴシリアスプレイメソッドに取り入れたものはたくさんありますが、一部を紹介します

 ①マサチューセッツ工科大学シーモア・パパート教授「コンストラクショニズム」→ものを作る (構築する)ことで、頭の中に新しい知識を構築することができる

 ②「フロー理論」→我を忘れて熱中しているときに深い学びが得られる。

 ③スイスのビジネススクールIMD「シリアスプレイ」→具体的な計画を持たない時でも戦略的な意思決定ができるのかといった研究

 ④自分の体験→会議等で発言しない人のアイデア・意見に価値があることが多い

3.どんな場面でつかうの?

レゴシリアスプレイはテーマによって様々な場面で活用することができます。

代表的なケースをご紹介します!

 ①社内・チームメンバーの思いを知りたいとき・心理的安全性を高めたいとき

 ②会社・チーム・個人などのあるべき姿やビジョン・方針などを作りたいとき

 ③全員が納得する方針を作りたいとき

4.どんな効果があるの?

レゴシリアスプレイを活用すると、参加者やチームにどのような効果があるのでしょうか。通常、以下のような効果は座学形式の研修や会議からは得ることができません。

また、研修や会議で全員がその場に100%集中し、前のめりになるシーンも中々見ることはできません。 ただし、レゴシリアスプレイはそれが実現できます!

【レゴシリアスプレイで得られる効果】

 ・無意識領域に閉じ込められた自分の思いを知ることができる

 ・言葉だけでは表現できない自分の本当の考えを表現することができる

 ・(自分を含め)出席者一人ひとりの大切にしている思いを知ることができる

 ・出席者全員の思いを漏らさず拾い集めてチームのビジョンを創り上げることができる

 ・出席者全員が会議で決めたことに心からコミットして行動に移すことができる

  「戦略を形にする思考術 レゴシリアスプレイで組織はよみがえる」より

このように組織やチームの問題解決やコミュニケーション向上に高い効果を示すことができます

ちなみに実際に参加された方の感想は以下のようなものがあります!

 ・参加者が普段語らない本音が聞けた

 ・遊び心を通じて深い学びを得られた。時間が経つのがあっという間。ここまで集中した研修は初めて

 ・レゴで作品を組み立てる中で自分の思考が整理された

 ・作品を通じてメンバーの考え方を理解できた。同じ仕事をしていてどうしてうまくいかないのかも気づくことができた